2017年6月25日日曜日

macOS 10.12 Sierraでが見つからない場合の解決方法

macOSにアップデート後、<string.h>が見つからないとg++コンパイラに言われるようになりました。Google先生に聞くとすぐに出てきました。


問題

macOS 10.12 Sierraで<string.h>が見つからないと言われる


解決方法

ターミナル.appを開き

xcode-select --install

を実行します。終わり。

string.hが見つからないと表示され、アクセス管理周りとかを想像しましたが、案外すんなり解決したのでよかった...

2017年6月24日土曜日

macOS 10.12 SierraでUSBシリアルデバイスを接続するとクラッシュする問題

そろそろ問題なさそうだったのでmacOSのバージョンをSierraにアップデートしたところ、3Dプリンタ(Kodama Trinus)との接続時にカーネルパニックを起こしてクラッシュするようになりました。解決したのでまとめます。


問題

macOS 10.12(Sierra)にUSBシリアルデバイスを接続するとOSがクラッシュする。


解決方法

CH340系統のUSBシリアルデバイスを接続するとクラッシュするようです。CH340といえばFTDIに並び、中華Arduinoによく搭載されているUSBシリアルのチップです。どうやらkextが悪さをしているようですが詳細は不明。
調べると有志の方がSierra対応のドライバを出していました。

Signed Mac OS Driver for Winchiphead CH340 serial bridge

https://blog.sengotta.net/signed-mac-os-driver-for-winchiphead-ch340-serial-bridge/




ダウンロードの場所


この情報の出所は以下のページです。

OSX Always Crashing - Kodama Forum

2017年6月3日土曜日

大学編入して2ヶ月が過ぎたのでまとめ。

高専から、地方の大学に編入して2ヶ月が過ぎました。同時に下宿を始めて同じく2ヶ月です。
大学生活を始めて、良かったことも悪かったこともそこそこあったので備忘録の意味も込めてまとめます。高専からの編入を考える人が見てくれたらいいなぁ。

大学の良いところ


楽しい講義

楽しい講義が多いです。全く関係ない学科でも興味のある講義を聴講できたり、履修できたりするので、新しい分野に触れられます。自分は人工知能に関連して脳神経科学に興味があったので、それ系の講義を受けていますが今までネットで調べていたのが馬鹿馬鹿しくなるくらいの知識の宝庫です。知らないことは調べられないというのを痛感しました。

高専生は強い

 編入生だと自己紹介をすると、大体高専生優秀だよねという反応が返ってきます(本当に)。私の編入した大学は地方とは言っても旧帝大、センター試験を受けて進学した人たちは、進学校で優秀な成績を収めてきた猛者たちです。出身を聞いてみると高専に進学した私たちの1ランク2ランク上の進学校の名前が出てきてビビります。どう考えても彼らの方が優秀そうな気がするのですが、実際のところ高専生は対等以上に戦えます。高専にも光と闇があるのでむやみに持ち上げることはしないですが、高専で鍛えられた実践力は高専生が思っている以上にすごいみたいです。
ただし、社会科目など教養に関わる部分は完敗という感じです。

成績リセット

 単位変換の過程で高専時代の成績は消滅しました。正確にはGPAに反映されていないという意味です。編入時に高専の単位を大学の単位に変換するのですが、単位の変換には1:1変換だけでなく1:2や2:1といった変換が存在します。GPAは取った単位の成績の平均で計算するのですが、等価交換でない変換が存在する以上、成績も同時に変換すると変換の仕方によって成績が変わってしまうことになります。おそらくそのため成績を変換しないのではないかと思います。ありがてぇ...

社会的ステータス?

 正直これについてはどうでもいいのですが、大学生であるというのと高専生であるというのでは世間の見方も変わります。大抵の人はそもそも高専生ってなんだよというところから始まるのでそれだけでも、大学生はステータス的に強い(ような気がする)です。


大学の悪いところ


ウェイな人たちがいる

 進学校出身の学生ばかりなのでそんなものいないと思っていた時期が私にもありました。一体どこで彼らが改造されているのかは非常に興味がありますね。潜在的ウェイが顕在化しただけかもしれないですが。ウェイな人たちはそれはそれで楽しんでいるので悪いところとも言えないです。

 私の学部は偏差値こそ高くても、学内ではゆるい部類らしくとても暇です。週19コマ入れているのでほぼ毎日4コマあるのですがそれでも暇です。座学ばかりで演習が少なく、課題がある講義も少ないので負荷があまりに低いです。座学にも内容があるんだかないんだか分からないものがちらほら存在するので、実質毎日3コマあるかないかくらいの気分です。出席とらない講義も多々あります。定期試験が恐ろしいですね。

交友関係

 編入生は既存の学部生に馴染みづらいです。3年にもなると受ける講義がバラバラですし、そもそも誰が同じ学部の同じ学科なのかよくわかりません。サークルに入ったり、積極的にアプローチしていかないと編入生で固まっているだけになります。それはそれで楽しいのですが、残り短い花の大学生活を満喫するためには入学してすぐに動き出す必要があります。


以上がまとめになります。高専から就職するのも楽でいいですが、大学に入るとさらに見識が広がります。高専生の実践力と大学の知識が合わさり最強に見えるのでオススメです。



P.S. お金の面

 大学にはお金がかかります。そうは言っても医学部に行くとかではない限り、学部2年間で私立でも二百万ちょっとです。国立なら百数十万くらい。しかし、お金の面は奨学金という名の無利息・低利息借金でどうにでもなります。借金してまで行くのかという話になりますが、生涯賃金がどの程度増えるのかということを勘定に入れてみましょう。奨学金を払ってもなお収入増になるか、プラマイゼロといったところです。2年間モラトリアムを延長し知識をつけてより有利に人生を進められると思えば全然アリな選択肢です。
 また、H29からJASSO奨学金には所得連動型の返済が追加されたので、就職後返済額が多すぎて辛いというような状況もかなり改善されると思います。
 世の中にはお金がなくて大学いけなかったというような話が溢れてますが、多くの場合、本人が何かしらの言い訳として言ってるだけか非常に昔の話です。間に受けないようにしましょう。本当にお金がない家庭にはJASSOは一種奨学金(利息なし)を貸してくれます。普通の高専生の学力なら編入試験は真面目に試験勉強をすればなんとかなりますし、お金の面も先述の方法で何とでもなります。
 無論、奨学金が通らないような家庭(親がヤクザとか金持ち)で、かつ資金援助が得られないような状況であればどうしようもないですが、世の中には驚くほど色々なサービスや団体があるのでしっかり調査することが大切です。